こんにちは、みんくです。
最近、「ChatGPTを使ってLINEスタンプを作って副業する」という方法をSNSやブログで見かけるようになりました。
イラストが描けなくても、ChatGPTに「LINEスタンプを作って」とお願いすれば、それらしいイラストを作ってくれるので、以前よりもLINEスタンプ作りのハードルはかなり下がっています。
でも、私はこの方法をそのままおすすめすることには少し抵抗があります・・・!!
理由は、AIにほぼすべてを任せて作ったイラストを、そのまま自分のLINEスタンプとして販売する方法には、著作権などについて考えておきたい点があるからです。
そこでこの記事では、
- AIにLINEスタンプを丸ごと作ってもらう方法について私が気になること
- 私が考える「AIを補助として使うLINEスタンプの作り方」
- 自分で考えたデザインをChatGPTに参考にしてもらう方法
- 実際に使えるプロンプト
- LINEスタンプ・絵文字を販売するまでの流れ
をまとめて紹介します。
ChatGPTだけでLINEスタンプを作るのはダメなの?
私が最初にお伝えしておきたいのは、
「AIで作った画像だからLINEスタンプとして販売できない」という意味ではありません。
また、「AIで作った画像はすべて著作権がない」と単純に言い切ることもできません。
文化庁は、生成AIと著作権について、人間の創作的な関与がどの程度あるのかなどを考慮して、ケースごとに判断する必要があるという考え方を示しています。
つまり、
「ChatGPTにプロンプトを入力」
↓
「出てきた画像をほぼそのまま販売」
という制作方法と、
「自分でキャラクターやデザインを考える」
↓
「そのデザインをもとにAIにアイデアを広げてもらう」
↓
「自分で選び、修正し、必要に応じて描き直す」
という制作方法では、人間がどのように制作に関わったのかが大きく違います。
私は後者のほうが、LINEスタンプを「自分の作品」として作る方法として納得感があります。
ChatGPTの画像=自分のオリジナル作品、と考えない
ここは副業としてLINEスタンプを作るなら、特に意識したいところです。
ChatGPTの利用規約では、OpenAIとの関係ではユーザーがOutputを所有するとされています。
ただし、AIによるOutputが必ず唯一無二のものになるわけではありません。
OpenAI自身も、AIの性質上、ほかのユーザーが似たOutputを受け取る可能性があることを明記しています。
つまり、
「ChatGPTが作ったから、自分だけの完全オリジナル」
とは考えないほうが安全です。
さらに、他人のキャラクターやイラストなど、権利を持っていないものを入力してAIに加工させる場合は別の問題も出てきます。
そのため、私は「AIに全部作ってもらう」のではなく、「自分のアイデアをAIに手伝ってもらう」という使い方をおすすめします!
私がおすすめしたいLINEスタンプの作り方
私が考える制作方法は、とてもシンプルです。
STEP1:まず自分でデザインを考える
最初からChatGPTに、「かわいいLINEスタンプを作って」とはお願いしません。
まず、自分で
- キャラクター
- 表情
- 色
- 雰囲気
- ポーズ
- テイスト
- スタンプに入れたい言葉
などを考えます。
例えば、
「丸い白い猫」
「ちょっとゆるい手描き風」
「線は細め」
「表情は少しシュール」
「子育て中のママが使いやすい」
など。
さらに可能であれば、自分で簡単なラフイラストを描いてみるのがおすすめです。
上手な絵である必要はありません。
棒人間のような簡単なラフでも、
「このキャラクターはこんな形」
「耳はこう」
「目はこんな感じ」
という自分なりのデザインを持っておくことが大切です。
STEP2:自分のデザインをChatGPTに読み込ませる
ここでChatGPTを使います。
自分で描いたラフやデザイン案を画像としてアップロードします。
そして、
このデザインを参考にしてください。
と伝えます。
ポイントは、「この画像をそのままコピーして」ではなく、「このデザインの特徴や雰囲気を参考にして、新しいパターンを考えて」とお願いすること。
AIを「作家」ではなく「アイデアを広げるアシスタント」として使うイメージです。
STEP3:スタンプのセリフを考える
次に、LINEで実際に使いやすい言葉を考えます。
例えば「敬語シリーズ」なら、
- おはようございます
- ありがとうございます
- よろしくお願いします
- お疲れさまです
- 承知しました
- ありがとうございます!
- すみません
- 失礼します
- お願いいたします
- 了解しました
- お気遣いありがとうございます
- またよろしくお願いします
など。
ChatGPTには、
30~40代の女性がLINEで日常的に使いやすい敬語を40個考えて
のように、先にセリフだけを考えてもらう方法もおすすめです。
STEP4:セリフに合わせてイラストのパターンを作ってもらう
ここで、最初に作ったデザインを再び参考画像として使います。
例えば、こんなプロンプトです。
実際に使えるプロンプト
添付した画像は、私が自分で考えたオリジナルキャラクターのデザイン案です。
このキャラクターの雰囲気・配色・表情の方向性・線のタッチなどを参考にして、LINEスタンプ用の新しいポーズや表情のアイデアを考えてください。
「敬語で使いやすいLINEスタンプ」をテーマに、以下の言葉に合うポーズや表情を複数パターン提案してください。
・ありがとうございます
・よろしくお願いします
・お疲れさまです
・承知しました
・すみません
・失礼します
・おはようございます
・ありがとうございます!
キャラクターの基本的な特徴は変えず、同じキャラクターだと分かる統一感を保ってください。
ただし、添付画像をそのまま複製するのではなく、私のデザインをもとにした新しいポーズ・表情のバリエーションとして考えてください。
このように、「自分のデザインを起点に、AIにバリエーションを考えてもらう」のがポイントです。
実際にChatGPTを使用して作成したスタンプはこちら↓↓
STEP5:AIが作ったものをそのまま使わなくてもOK
さらに慎重に作りたい場合は、AIが出した画像を「完成品」と考えない方法もあります。
例えば、
- 自分でデザイン案を作る
- ChatGPTにバリエーションを考えてもらう
- 気に入った案を選ぶ
- 自分で描き直す
- 自分で文字やレイアウトを調整する
- LINEスタンプ用に仕上げる
という流れです。
絵が得意な人なら、この方法が一番「自分の作品」として作りやすいと思います。
AIには、
「ゼロから完成品を作ってもらう」のではなく、「自分では思いつかなかったアイデアを出してもらう」
という使い方をしてもらいます。
AIを使うこと自体が悪いわけではない
ここは誤解してほしくないところです。
私はAIを使ったLINEスタンプ制作そのものを否定しているわけではありません!
むしろ、AIはクリエイターにとって非常に便利なツールだと思っています。
例えば、
- キャラクターのポーズ案を考える
- 表情のバリエーションを考える
- スタンプのセリフを考える
- ターゲットに合う言葉を考える
- シリーズのアイデアを出す
- 色や構図のアイデアを出す
といった作業は、AIがかなり得意です。
だからこそ、
「AIに全部作ってもらう」のではなく、「自分のアイデア+AIの発想力」で作る
という使い方がおもしろいと思っています。
LINEスタンプを作るときに気をつけたいこと
LINE Creators Marketでは、スタンプや絵文字について制作ガイドラインが公開されています。
例えば通常のスタンプは、画像をPNG形式で用意し、背景を透明にする必要があります。
また、LINE絵文字は通常の絵文字で8~40個、1画像180×180pxなど、パッケージタイプによって必要数や仕様が決まっています。
絵文字はトーク画面では小さく表示されるため、LINE公式ガイドラインでも「太く濃いアウトライン」「分かりやすい表情」「シンプルなデザイン」などが推奨されています。
特に絵文字は「小さく表示される」ことを意識
スタンプと違って、絵文字は文章の中に入れて使うことがあります。
そのため、
「かわいいけれど細かすぎるイラスト」
よりも、
「小さく表示されても表情が分かるイラスト」
のほうが使いやすいです。
LINE公式でも、絵文字は太め・濃いめのアウトラインや、表情の違いが分かりやすいデザインが推奨されています。(LINE Creators Market)
LINEスタンプ・絵文字を作るなら「自分らしさ」を残したい
AIを使えば、誰でも簡単にそれらしいイラストを作れるようになりました。
だからこそ、これからのLINEスタンプ作りでは、
「AIで作った」ことよりも「何を考えて作ったのか」
が大切になってくるのではないかと思っています。
例えば、
「子育て中のママが使いやすい敬語スタンプ」
「ママ友とのLINEで使いやすいスタンプ」
「職場で使えるやわらかい敬語スタンプ」
など、実際に自分が欲しいと思うものを考えてみる。
そこから自分でキャラクターを考え、AIを使ってアイデアを広げる。
この方法なら、単にAIに「かわいいスタンプを作って」とお願いするよりも、ずっと自分らしいLINEスタンプを作りやすくなります。
まとめ
ChatGPTを使えば、LINEスタンプや絵文字を作るハードルはかなり下がりました。
でも、
「ChatGPTに全部作ってもらう」
↓
「そのままLINEスタンプとして販売する」
という方法だけがAIの使い方ではありません。
私がおすすめしたいのは、
自分でデザインを考える
↓
ChatGPTに自分のデザインを参考資料として見せる
↓
ポーズや表情などのアイデアを広げてもらう
↓
必要に応じて自分で描き直す・編集する
↓
LINEスタンプとして仕上げる
という方法。
AIを「作品を作ってくれる人」ではなく、自分のアイデアを広げてくれるアシスタントとして使う方法です。
著作権についても、AI生成物だから一律に問題がある・ないと決めつけるのではなく、どのような素材を使い、どの程度人間が創作に関与したのかを意識することが大切だと思います。
※この記事はAIと著作権についての一般的な情報をまとめたもので、個別の法的判断を行うものではありません。販売前にはLINE Creators Marketの最新ガイドラインや、必要に応じて専門家の情報も確認してください。

